メディアに出るお仕事をしていると気づかぬうちにストレスにやられているようで、様々な症状がまとめて出てしまったことがある。
もともとストレスに弱い僕は同時に体のあちこちに不調をきたし、この2〜3年は本当につらかった。
しかし一つずつ原因を究明することで段々と症状が治まっていく。
そして不調の大部分を占めていたのは「腸」だったのだ。
超(腸)当たりの本はこれだ
最近「腸」に関する本を読むことが多い。
同じような本を読む理由は「新しい情報を仕入れる」というよりは同じような見解を見ることでより安心・納得させるためだ。
しかし数冊「腸」に関する本を読んだが、プロローグだけでドキドキさせてくれた本はこれだ。
プロローグのキラーワード
表紙をめくるとまずは1ページを使ってこう始まる
食事を変えれば、腸内フローラは変わる。
そして次のページには、
腸内フローラが変われば、「私」も変わる。
この大胆なページ使いでシンプルに力強く言われると「そうなんだ!」とあっという間に信じてしまう性格の僕。
しかしストレスで体の不調を訴えていた僕にとって「私も変わる」は何かを救ってくれる気配のある魅力的な言葉だったのだ。
腸内フローラとは“お花畑”のイメージ
さて、腸の中にはたくさんの細菌が住みついています。
ここで問題です。(デデン♩)
Q. 腸内にはどのくらいの数の細菌が住みついているでしょうか?
チッチッチッ…
答えは…100兆以上!(お調子者の小学生が答えそうな数字!)
さらに人間が持っている遺伝子の数が2万数千個なのだが、腸内の細菌たちがもっている遺伝子の数はその100倍にもなるらしい。
ものすごい細菌たちが我々の腸内に生息しているのです。
目次を読むだけでそそられる
この本は目次を読むだけでも眼から鱗の情報がつまっている。
いくつかあげると…
- あなたの性格はあなたの腸内フローラが決めている?
- 腸内細菌が脳に”話しかける”ことで、うつ症状が改善する?
- 私たちは、どの腸内細菌を住み着かせるかチョイスしている!
など「ほんまかいな!」と関西弁でいちいちツッコミをいれずにいられない内容でたたみかけてくる。
腸内細菌への愛の深さも伝わってくる
そしてこの本では腸内細菌に対しての愛を感じる。
彼らはいわば、私たちが人生を楽しく快調に生きるために欠かせない、もっとも重要なパートナー。家族や親友と同じくらい大切にするべき、自分の体の中にいる”もうひとりの私”でもあるのです。
自分の腸内細菌を「彼ら」と呼ぶこの本。
僕はそのくらいの敬意を払うべき相手だということをこの本を読み始めるまで知る由もなかったのです。
この本を読んで変わったこと
読了後、今は腸内細菌ではなく各々に名前をつけてあげたいくらい(100兆あるぞ!正気か!)大切にするべき存在になっています。
今では「彼ら」のことを大切に思い温かい部屋で育ててあげようと腹巻きを購入してしまったほどです。
そしてここまでの情報は目次に至るまでのわずか数ページに書かれていることです。
それくらいものすごい情報量で腸内フローラを整える重要性を説いてくれます。
肉体的だけではなく精神的な不調(イライラする、楽しくない、怒りっぽい)なども全ては腸の不調かもしれません。
一度この本を読んでみることをオススメします。
あなたは一生付き合っていくパートナーを大切にしていますか?