勉強嫌いも好きにさせる太宰治の魔法の言葉がすごい

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どうも、YOME YOME CLUB代表の田村次郎です。

YOME YOME CLUBとは一体どんな団体なのか、また僕がやっているバンドHAMBURGER BOYSがどんなバンドかは過去に記事を書いておりますのでよかったらご覧ください。

 

yomeyomeclub.hatenablog.com

yomeyomeclub.hatenablog.com

 

 

■最近の子供からラジオでいただくメッセージ

さて新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために学校が休校になっております。

僕が北海道でやっているラジオ番組で毎週たくさんのメッセージをいただくのですが、

 

「学校が休みになって悲しい」

「早く学校に行きたい」

 

という子供たちからのメッセージが増えております。

 

いや、僕が小さかった頃には1ミリもなかった感情!!

 

今の子たちは学校が好きなんですね。

感心します。

 

僕はなんのために学校に行くのか、どうして勉強をするのか、大人になったら役に立たないような勉強を頑張る理由が全くわからない子供でした。

もしタイムマシンがあるのなら子供の頃の僕の肩をポンと叩きこう言ってあげたいと思います。

 

「きみ、だざいを読みなさい」

 

「え…? おじさん…誰?」

 

「きみ、だざいを読みなさい」

 

■勉強を頑張る理由は太宰治が解説している

急に「だざいを読みなさい」と声をかける知らないおじさんが現れたらPTA事案になりますが今の僕からするとそんなおじさんがいてほしかったと本気で思います。

 

太宰治が1942年に発表した「正義と微笑」 (※『パンドラの匣』に収録)

 

この本に勉強を頑張る理由が書かれています。

 

■大人になったら役に立たないなんて大間違い

 

勉強というものは、いいものだ。

代数や幾何(きか)の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。

 

大人になったら役に立たないことをなんで勉強する必要あるの?という僕の考えを早速否定してきます。

そしてその理由をこう述べていきます。

 

植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。

 

時間のゆるす限りに勉強する…つまり知識をたくさん身につけなきゃいけないってこと?

 

何も自分の知識を誇る必要はない。

 

え?

 

勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。

 

それってなんの役にも立たないんじゃ…

 

覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベート(磨かれる)されるということなんだ。

カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事でなくて、心を広く持つという事なんだ。

 

つまり、

 

 

つまり…(ゴクリ)

 

 

愛するという事を知る事だ。

 

 

!!!

 

太宰はここからたたみかけます。

 

学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。

けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。

これだ。これが貴い(とうとい)のだ。

勉強しなければいかん。

そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。

ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!

 

 

カ…カルチベートされた人間になりまぁす!!!!!

 

■勉強とは?の問いに腑におちる答えの連続コンボ

 

勉強という訓練の底にある一つかみの砂金を手にしていなかった僕は社会に出てからもんもんとした時間を長く過ごしました。

そりゃそうです。僕は学生時代に1ミリもカルチベートされていなかったのですから。

 

もんもんとした時間を過ごす中で何気なく見かけたこの太宰治の言葉に出会って勉強の重要性を知ったのです。(父さん!母さん!もしくは先生!早く教えといてくれよ!)

 

大事なのは知識じゃなく自分を磨き上げること。

やりたくないことにも目を背けずに立ち向かい続ける姿勢。

そして愛するということ。

 

もやのかかった学問への意味をすっきりと解消させてくれる魔法の言葉がこの本にあるのでした。

 

とはいえ今の子供達は学校が好きなようなので僕よりも何歩も前にいる気がしますが、

学校が休みの期間、退屈を持て余してしまうかもしれないけど、田村次郎おじさんは君たちにこう話しかけよう。

 

「きみ、だざいを読みなさい」